肩こりの原因を探すシリーズ、第2弾です。
第1弾では、10歳くらいから肩こりに悩んできた私の話を書きました。
肩こりで吐き気が出る。
水も飲めなくなる。
日曜日にタクシーで病院に行く。
肩こりって、軽く見られがちですが、ひどい人にとっては普通に生活を止めてくる不調です。
そんな私が最近かなり気になっているのが、
食いしばり
です。
食いしばり。
歯の話じゃないの?
肩こりと関係あるの?
と思っていたのですが、どうやらそうでもないらしいのです。
寝ている間に歯を食いしばると、あごだけでなく、首や肩まわりにも力が入りやすいそうです。
そして私の場合、朝起きた瞬間から肩が重い日があります。
寝たはずなのに疲れている日もあります。
あごがだるい日もあります。
頭が重い日もあります。
うわあ。
心当たりしかない。
もちろん、「私の肩こりの原因は食いしばりです」と断定するつもりはありません。
ただ、食いしばりと肩こりの関係を知ってから、朝の肩こりの見方が少し変わりました。
食いしばりは、歯だけの問題ではないらしい
食いしばりというと、まず思い浮かぶのは歯です。
歯がすり減る。
歯が欠ける。
あごが痛くなる。
マウスピースを作る。
たしかに、食いしばりは歯やあごの問題として語られることが多いです。
でも、寝ている間に歯を食いしばるとき、あごの筋肉だけが単独で働いているわけではないらしいのです。
あごに力が入る。
首にも力が入る。
肩まわりまで緊張する。
そういう流れがあるそうです。
つまり、
歯を食いしばる
↓
あごに力が入る
↓
首まわりにも力が入る
↓
肩まわりまでガチガチになる
という流れは、かなりありそうなのです。
私の場合、朝起きたときに肩が重いだけでなく、あごが疲れている感じがする日があります。
これまでは、
「寝方が悪かったのかな」
「枕が合わないのかな」
「昨日パソコンしすぎたかな」
と思っていました。
もちろん、それもあると思います。
でも、もしかすると寝ている間にずっと食いしばっていて、朝起きた時点ですでに首肩が疲れているのかもしれません。
寝て休んだはずなのに、起きた時点で疲れている。
これ、だいぶつらいです。
寝ている間の食いしばりは、自分では気づきにくい
食いしばりのやっかいなところは、自分では気づきにくいことです。
起きている間なら、
「あ、今歯を食いしばってる」
と気づけることもあります。
でも、寝ている間は無理です。
自分では寝ているだけなので、歯を食いしばっているかどうか分かりません。
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、睡眠時ブラキシズムと言ったりするそうです。
睡眠時ブラキシズム。
急に専門用語が出てきました。
名前はむずかしいですが、要するに寝ている間の歯ぎしりや食いしばりのことです。
これがやっかいなのは、自分では気づきにくいこと。
朝起きたときに、
あごがだるい。
こめかみが重い。
首が痛い。
肩がバキバキ。
寝たのに疲れている。
歯が浮く感じがする。
こういう感じがあるなら、食いしばりも原因候補のひとつとして考えていいのかもしれません。
私の場合は、朝の肩こりがかなり強い日があります。
しかも「昨日、そんなに肩を使った?」という日でも、朝から肩が重いことがあります。
そういう日は、寝ている間に何か起きているのでは?と思うようになりました。
睡眠中の食いしばりは「眠りの浅さ」とも関係するらしい
調べてみると、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、眠りの浅さや、自律神経の反応とも関係することがあるらしいです。
完全に目が覚めるわけではないけれど、寝ている途中で体や脳が一瞬反応する。
そのタイミングで、あごの筋肉が動いたり、歯を食いしばったりすることがあるそうです。
寝ているはずなのに、体がちょこちょこ反応している。
自律神経。
また出てきました。
肩こりの話をしているはずなのに、歯、あご、首、睡眠、自律神経まで出てくる。
肩こり、広すぎる。
もはや総合商社。
でも私としては、この話はかなり納得感がありました。
朝起きた瞬間から肩が重い日は、単純に「寝相が悪かった」だけではなく、睡眠中に体が休めていないのかもしれません。
寝ているのに、力が入っている。
寝ているのに、あごをギュッとしている。
寝ているのに、首肩が緊張している。
そりゃ朝からバキバキになるかも、と思いました。
朝起きた時点で、肩がすでに勤務終了している。
まだ一日始まってないのに。
あごと首はつながっている
食いしばりと肩こりの話で、私が一番「なるほど」と思ったのは、あごと首はつながっているということです。
考えてみれば、当たり前かもしれません。
あごに力を入れると、首にも力が入ります。
試しに、今この場で奥歯をギュッと噛みしめてみると分かります。
あごだけでなく、首の前側や横、肩まわりにも少し力が入る感じがありませんか。
私はあります。
これを寝ている間に、しかも無意識で何度もやっているとしたら。
そりゃ肩もこる。
海外の研究でも、寝ている間の食いしばりでは、あごの筋肉と首の筋肉が一緒に動くことがあると報告されています。
なので、「食いしばりは歯だけの問題」と考えるより、「あご・首・肩まわり全体の緊張」として見た方が、私にはしっくりきました。
あごと首、思っていたより仲良し。
できればそんなに連携しないでほしい。
私の朝の肩こりも、食いしばりが関係しているかもしれない
私の肩こりは、昔からかなり強いです。
10歳くらいからカイロプラクティックに行っていたし、ひどいと吐き気が出ます。
ただ、最近は「朝の肩こり」に注目するようになりました。
朝起きたときから肩が重い。
あごがだるい。
頭が重い。
首の後ろがつらい。
寝たのに疲れている。
こういう日は、寝ている間の食いしばりが関係しているのかもしれません。
もちろん、他の原因もあります。
枕が合わない。
寝る姿勢が悪い。
スマホやパソコンで首肩が疲れている。
ストレスが強い。
運動不足。
冷え。
睡眠不足。
たぶん、どれかひとつではなく、いろいろ重なっていると思います。
肩こり、参加者が多すぎる。
もう会議室が足りない。
でも、「寝ている間の食いしばり」という視点を持つだけで、肩こりの見方が少し変わります。
肩を揉むだけでは足りないかもしれない。
あごをゆるめる。
寝る前にリラックスする。
夜の食べ方を見直す。
歯科でマウスピースを相談する。
睡眠の質を整える。
そういう方向も考えられるようになります。
食いしばり対策として、私が意識したいこと
まだ試行錯誤中ですが、私が意識したいと思っていることを書いておきます。
まず、寝る前に奥歯が当たっていないか確認すること。
起きている間でも、無意識に歯を食いしばっていることがあります。
本来、何もしていないときは、上下の歯は軽く離れているのが自然らしいです。
でも私は、気づくと奥歯が当たっていることがあります。
パソコンを打っているとき。
スマホを見ているとき。
考えごとをしているとき。
焦っているとき。
けっこう食いしばっている気がします。
歯、知らないうちに残業している。
やめてほしい。
次に、寝る前に肩とあごの力を抜くこと。
大げさなストレッチではなくても、
肩をすとんと落とす。
舌を上あごに軽く置く。
奥歯を離す。
顔の力を抜く。
首まわりを温める。
このくらいならできそうです。
あとは、歯科でマウスピースを相談するのもありだと思っています。
マウスピースで食いしばり自体が完全になくなるわけではないかもしれませんが、歯への負担は減らせる可能性があります。
肩こりが強くて、朝あごがだるい人は、歯科で相談してみてもいいのかもしれません。
ただし、肩こりの原因を食いしばりだけに決めつけない
ここは大事だと思っています。
食いしばりと肩こりは関係していそうです。
でも、「肩こりの原因は全部食いしばりです」とは言えません。
肩こりには、姿勢、筋肉、ストレス、睡眠、病気、目の疲れ、冷え、作業環境など、いろいろな原因があります。
手足のしびれ、強い頭痛、めまい、吐き気、力が入りにくい、ろれつが回らない、今までにない痛みなどがある場合は、自己判断せず医療機関に相談した方がいいと思います。
私も、肩こりがひどすぎて水が飲めなくなったときは、病院に行きました。
肩こりくらいで病院に行っていいのかな、と思う人もいるかもしれません。
でも、生活に支障が出ているなら、相談していいと思います。
肩こりくらい、ではないです。
肩こりで人生が止まる日があります。
まとめ:朝の肩こりが強いなら、食いしばりも見てみる
食いしばりは、歯だけの問題ではないかもしれません。
寝ている間に歯を食いしばると、あごだけでなく首や肩まわりにも力が入り、朝の肩こりにつながる可能性があります。
私の場合、朝起きた瞬間から肩が重い日や、あごがだるい日があります。
これまでは「寝方が悪かったのかな」と思っていました。
でも今は、寝ている間の食いしばりも原因候補のひとつとして見ています。
肩こりは、肩だけの問題ではないのかもしれません。
あご。
首。
睡眠。
自律神経。
ストレス。
食事。
足元。
いろいろなものがつながって、結果として肩に出ているのかもしれません。
まだ私も原因探しの途中です。
でも、「食いしばり」という視点を知ったことで、朝の肩こりへの向き合い方が少し変わりました。
同じように、朝から肩がバキバキな人、寝たのに疲れている人、あごがだるい人は、一度「食いしばり」も原因候補として見てみるといいかもしれません。
肩こりを一発で治す魔法ではありません。
でも、自分の体を理解するヒントにはなるかもしれません。
参考にした研究・情報
・Kato T. et al. Sleep bruxism: an oromotor activity secondary to micro-arousal. Journal of Dental Research, 2001.
・Huynh N. et al. Sleep bruxism is associated to micro-arousals and an increase in cardiac sympathetic activity. Journal of Sleep Research, 2006.
・Gouw S. et al. Coherence of jaw and neck muscle activity during sleep bruxism. Journal of Oral Rehabilitation, 2020.
・Yap A. U. et al. Sleep bruxism: Current knowledge and contemporary management. Journal of Conservative Dentistry, 2016.
※この記事は、私個人の体験談と調べたことをまとめたものです。特定の原因や治療法を断定するものではありません。強い吐き気、頭痛、めまい、手足のしびれ、力が入りにくい、ろれつが回らない、今までにない激しい痛みなどがある場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
【肩こり原因探し第2弾】食いしばりと肩こりについての意外な関係|寝ている間に歯を食いしばると、なぜ朝から肩がバキバキなのか
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