絶望のフリーズから通常起動へ。リカバリーウェアは我が低スペックな肉体の「再起動ボタン」だった

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あらゆる角度から我が双肩の黒幕をあぶり出す、肩こりラスボス討バレシリーズ第6弾。

第1弾での水すらリバースした休日診療の絶望、第2弾でのあごと首の夜間密会(食いしばり)、第3弾での血糖値ジェットコースター、第4弾での最果ての地(つま先)との遠距離恋愛、第5弾での整形外科の謎の塩水注射……と、我が肉体の不具合を縦横無尽に解剖してきた当ブログ。

今回は、少しだけ趣向を変えて、私が日頃から絶大なる信頼を寄せ、我が家の家計とも激しい交渉を重ねながら導入した「装備(道具)」の話をしたい。

テーマは、「リカバリーウェアで、肩こりやうつの『動けない度合い』がちょっと変わった話」である。

最初に、全方位に向けて強烈な予防線を張っておく。

「リカバリーウェアを着たら、20年来の肩こりが1発で全快しました!」なんてことは口が裂けても言わない。
ましてや「これでうつが完治します!」なんていう怪しげな誇大広告を打つ気も毛頭ない。そこまで言うと完全にスピリチュアルか詐欺の領域になってしまう。

ただね、私のリアルな体感として、肩こりやうつで完全にシステムダウンした日の「絶望の底」が、ちょっとだけ底上げされる感覚があるのだ。
完全停止する手前で、なんとか踏みとどまれる。この「あと一歩」の攻防戦が、私にとっては本当に、涙が出るほど大きいのである。


全身のやる気を強奪する、肩こりという名のウイルス

年季の入った肩こり民の皆様なら共感していただけると思うが、ヤツ(肩こり)の本質は、単に「肩が痛い」という局所的な問題ではない。
首が重い、背中が鉄板、頭の芯がジンジンする……。この波状攻撃によって、体全体の「やる気」というエネルギーを根こそぎ強奪していく点にある。

PCの電源を入れる。キーボードを1文字叩く。椅子に座る。立ち上がる。
洗濯、料理、ブログの執筆、大学院の課題。

すべてのアクションにおいて、地味に、しかし確実にMP(マジックパワー)が削られていく。
やりたい気持ちは宇宙の果てまであるのに、肉体が「いや、まずデバイスの起動が物理的に無理です」と拒否権を発動してくる。肩こりとは、人生のスタートボタンを力づくで押させない、極悪非良なシステムエラーなのだ。


頭のOSは「トイレに行け」と言っているのに、デバイスがフリーズする絶望

そして私の場合、ここに「うつで動けない日」という、さらに難易度の高いバグが重なることがある。
これは、世間一般のヘルシーな人類が言う「あ〜、なんか今日やる気出ないな〜」という甘っちょろいレベルとは次元が違う。本当に、物理的に、微動だにできなくなる。

頭のOS(意識)は、きわめて理性的に指令を出している。
「水分を取りなさい」「服を着替えなさい」「いいから今すぐトイレに行きなさい」と。

分かっている。もの凄くよく分かっている。
自分でも「いや、大人なんだからトイレくらい行こうよ!」とツッコミを入れている。

なのに、肉体が布団や床の重力に完全に負けて、泥のように沈み込んで固まってしまうのだ。これは根性の問題でも、気合いが足りないわけでもない。完全に「肉体の起動ボタン」が物理的に破損している状態なのだ。


母親の肉体、仕様が特殊すぎる問題

しかし、そんな絶望のフリーズ状態にある私を、現在のライフラインまで引き上げてくれているのが、TENTIAL(テンシャル)の「BAKUNE(バクネ)」シリーズである。

これを着るようになってから、本気で動けない日の「底」が、確実に1センチくらい浮上した気がしている。
以前なら布団から一歩も出られずに詰んでいたかもしれない日でも、「なんとかトイレのドアまでは這っていける」というレベルをキープできるようになった。

もの凄く小さな差に見えるかもしれない。
だが、暗黒期を彷徨う人間にとって、「トイレに行ける」「水を飲みに行ける」「ちょっとだけPCの前に座れる」という差は、生活が存続できるかどうかのデッドラインなのだ。

ただし、ここで客観的なデータとして白白しておかねばならない、もう一つの巨大な要因がある。
長男(こっくん)の存在である。

本当に不思議なのだが、自分のためには指一本動かせない絶望の日でも、こっくんが「ふぎゃあ!」と泣き声を上げた瞬間、私の肉体は完全にオートマチックで、無意識のうちにスクッと立ち上がってミルクやおむつのタスクをこなし始めているのだ。

自分のトイレには行けないのに、息子のピンチにはマッハで動く。
母親の身体、初期設定の仕様が特殊すぎる。

だから、これがBAKUNEの遠赤外線効果なのか、こっくんによる母性ブーストなのか、はたまた生活リズムの変化なのか、正確な打率は正直分からない。
それでも、この服を着ていると、フリーズした肉体のOSが「なんとか通常起動の画面まで漕ぎ着けられる」という安心感があるのは事実なのだ。ありがたい。


楽天経済圏の戦士、実質3000円で神の布団を召喚する

味をしめた私は、最近になってTENTIALの掛け布団(夏用)まで戦線に投入した。
もともとは15,000円ほどする高級寝具である。パッと定価で勢いよく買えるほど、我が家の財布の防御力は強くない。

そこで私は、楽天のお買い物買いまわりセールを地道に完走し、ポイントを限界まで貯め、公式ショップのポイントバックのタイミングを虎視眈々と狙い澄ました。
その結果、実質3000円という、驚異のバグ価格で召喚することに成功したのだ。楽天ポイント、本当にありがとう。

(まあ、服(パジャマ)は体感あったけど、たかが布団でそんなに変わらんやろ……)

と、大いに疑いながら潜り込んでみたのだが、これがもう、すごい寝れた。
自分の語彙力が完全に消滅して「すごい寝れる」しか言えなくなるレベルでぐっすりである。

ところが、この神の寝具の良さに気づいたもう一人の野生の人間(夫)によって、ある日突然、布団を強奪されるという事件が発生した。
なぜだ。良いものは分かる、分かるが、それは私の血と汗と楽天ポイントの結晶だぞ。
結局、家庭内での激しい争奪戦の末、もう一枚新調する羽目になった。我が家の寝室は、完全にTENTIALに制圧されている。


出産祝いに、かわいい服ではなく「ガチの睡眠」を贈りたい

この掛け布団で泥のように眠った朝、私はふと思った。
もし今後、大切な友達に子どもが生まれたら、私は可愛いベビー服やスタイではなく、「この大人用のガチの掛け布団」を出産祝いに贈ろう、と(もちろん関係性にもよるけれど)。

産後の母親というのは、本当に、びっくりするくらい眠れない。
2時間おきに強制覚醒させられ、寝た気がしないまま、心も体もボロボロの満身創痍で育児のデスマーチに突入していく。
そんな限界の母に必要なのは、インスタ映えするお洋服ではなく、「1時間でもいいから、極限まで深く気絶させてくれるガチの睡眠」なのだ。かなり、切実に。

短い睡眠時間の質を、道具の力で無理やり底上げする。これは、現実を生き抜く母親への一番リアルで優しいギフトだと思うのだ。


高い。でも「動けない日」の損失も高いという現実

散々絶賛してきたけれど、ここでいつもの超現実的なコストの話をしておこう。
BAKUNEは、普通に高い。パジャマや部屋着の概念からすると、目ん玉が飛び出るお値段だし、布団も安くはない。

だから「全員今すぐ買うべき!」なんて口が裂けても言えない。家計との相談、現実。

ただ、私の場合、「肩こりで吐き気が出て丸一日寝込む損失」と「うつで完全にフリーズしてブログも大学院も家事もすべてがストップする損失」を天秤にかけた結果、「高い。でも、動けない日も高い。なら、これは体調を維持して日常を買い戻すための『投資』として納得できるな」と、非常にロジカルに計算して課金している。


乾燥機生活の民に突きつけられる、非情な現実

もうひとつ、リアルな生活感あふれる問題が「乾燥機」だ。
私は、洗濯物を「干す」「畳む」という工程に人生の貴重なリソースを吸われたくないので、基本的にすべてを乾燥機に放り込みたい「乾燥機ガチ勢」である。

しかし、BAKUNEは基本的に乾燥機との相性が良くない(要洗濯表示確認)。
初期の頃、私は「まあ、乾燥機にかけたって死にはしないでしょw」とズボラ精神を発揮して何回か突っ込んでいたのだが、案の定、最近ちょっと質感が変わってきてしまった。やっぱり、やめた方がいい。当たり前のルールには従うべきである。

ちなみに、TENTIALのラインナップには「乾燥機OK」を謳うオフィス向け・スーツ風のシリーズもある。乾燥機が使える、それだけで我々ズボラ民にとっては完全に「神」である。

ただ、正直に言わせてほしい。
デザインが、ちょっと全体的に攻めすぎているというか、「これ一般人がリアルに着こなせる人いねえだろwww」とツッコミを入れたくなるような、前衛的なシルエットのものも混ざっている。ごめん、でも思った。
乾燥機OKは神。でもデザインは要確認。この2軸の攻防である。健康とかわいさ、できれば両立したいのが人間だもの。


まとめ:肩こりRPG、伝説の剣ではなく「回復ポイント」を増やせ

第1弾からここまで、我が双肩を巡る果てしない戦いを記録してきたけれど、改めて思う。
肩こり対策とは、どれか一つの魔法で一発全快するようなものではないのだ。

食いしばりを取り締まり、
夜間の血糖値サスペンスをなだめ、
最果ての地(足の指)の環境を整え、
辛いときは整形外科で塩水を打ってもらい、
そして、リカバリーウェアや神の布団という「道具」に頼る。

これは、一撃でラスボスを倒す「伝説の剣」を探す旅ではない。
自分の装備を少しずつ増やして、防御力をちょっとずつ上げ、「全滅(フリーズ)しにくい肉体」を作っていく、地道な肩こりRPGなのだ。

BAKUNEは、私にとって防御力をちょっと上げる防具。
そして掛け布団は、短い睡眠でも効率よくMPを回復してくれる、寝室の「回復ポイント」である。

今でも肩が重い日はあるし、気分が沈んで床に沈没する日もある。現実は甘くない。
でも、使える装備は全部使って、一歩ずつでも「動ける日」を増やしていきたいと思うのだ。

それでは同志の皆様、今夜も寝る前はあごと足指の力を抜き、糖質をなだめて、ネコのように丸くなって休みましょう。


📚 今回の脳内参考データ

  • TENTIAL公式サイト
  • TENTIAL リカバリーウェア BAKUNEシリーズ製品情報
  • 一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」についての製品情報
  • 日本整形外科学会「肩こり」

⚠️ 最後の最後のお約束
この記事は、私個人の体験談と主観的な体感をまとめたものです。特定のウェアや寝具で肩こり・うつが治ると断定するものではありません。
強い吐き気、激しい頭痛、めまい、手足のしびれ、力が入りにくい等の異変がある場合や、うつの症状が辛く日常生活に支障をきたしている場合は、自己投資のパジャマに頼る前に、速やかに専門の医療機関(整形外科、心療内科、精神科など)を受診して、プロのドクターに相談してくださいね。

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