肩こりの原因を探すシリーズ、第5弾です。
第1弾では、10歳頃から肩こりに悩んできた私の話。
第2弾では、寝ている間の食いしばりと肩こりの話。
第3弾では、夜間低血糖と食いしばりの話。
第4弾では、浮き指と肩こりの話を書きました。
そして今回は、整形外科の話です。
今回のテーマは、
肩こりに生理食塩水の注射
です。
生理食塩水。
つまり、ざっくり言うと塩水です。
塩水。
肩こりに塩水。
最初に聞いたとき、正直かなり疑いました。
いや、肩こりに塩水を入れてどうするの?
味付け?
と思いました。
でも、実際に整形外科へ行ってみたら、本当にそういう治療がありました。
私が受けたのは、いわゆるトリガーポイント注射です。
ハイドロリリースや筋膜リリース注射に近いものだったのかな、と思っています。
正確な治療名や内容は医療機関によって違うと思うので、この記事では「私が整形外科で受けた注射の体験談」として書きます。
肩こりで整形外科に行っていいの?
まず、私はここがけっこう大きかったです。
肩こりで整形外科に行っていいの?
肩こりって、なんとなく整体とかマッサージとか、ストレッチとか、そういう範囲のものだと思っていました。
病院に行くほどではない。
肩こりくらいで。
そんなふうに思っていた時期もあります。
でも、私の肩こりは普通に生活を止めてきます。
ひどいと吐き気が出ます。
水も飲めなくなります。
日曜日にタクシーで病院へ行ったこともあります。
肩こりでタクシー。
肩こりで休日診療。
肩こりで水が飲めない。
もう、肩こりくらいではないのです。
肩こりで、わりと人生が止まる日があります。
だから今は、肩こりがひどいなら整形外科に行っていいと思っています。
特に、痛みが強い、長く続く、吐き気や頭痛がある、腕や手にしびれがある、力が入りにくい、今までと違う痛みがある。
そういう場合は、自己判断で我慢しない方がいいと思います。
肩こりという名前が軽すぎるだけで、本人はかなりつらいことがあります。
「生理食塩水を注射する」と聞いて疑った
私がこの注射の話を知ったのは、カイロプラクティックでのことでした。
先生から、
「肩こりに生理食塩水の注射が効くことがある」
という話を聞きました。
生理食塩水。
薬ではなく、生理食塩水。
正直、かなり疑いました。
え、それ、ただの水では?
いや、正確には塩水では?
そんなもので肩こりが楽になるの?
と思いました。
肩こりがつらい人間は、いろいろ試します。
ストレッチ。
温める。
マッサージ。
整体。
カイロプラクティック。
リカバリーウェア。
湿布。
枕。
運動。
でも、まさか生理食塩水が出てくるとは思いませんでした。
肩こり界、引き出しが多すぎる。
しかも塩水。
冷蔵庫の中ではなく、整形外科で出てくる塩水。
情報量が多い。
整形外科へ行ってみた
半信半疑ではありましたが、肩こりが本当につらかったので、整形外科へ行ってみました。
肩がガチガチ。
首も重い。
吐き気まではいかなくても、かなりしんどい。
そんな状態でした。
整形外科で相談すると、トリガーポイント注射のような治療を受けることになりました。
トリガーポイントというのは、ざっくり言うと、押すと痛いポイントや、筋肉のこり固まった部分のことです。
肩こりの人なら、押されて
「そこです!!!!」
となる場所があると思います。
あれです。
あの、押されると痛いけど、そこを何とかしてほしい場所。
私の場合、肩まわりがかなり固くなっていたので、そのあたりに注射をしてもらいました。
初回は、普通に痛かった
正直に言います。
初回は、普通に痛かったです。
かなり痛かったです。
肩がバキバキだったからかもしれません。
筋肉や筋膜がガチガチに固まっていたからかもしれません。
注射そのものが苦手な人は、けっこう怖いと思います。
私は、
「これ、効くとか効かないとかの前に、まず痛いな」
と思いました。
肩こりを治しに来たのに、肩に針を刺されている。
冷静に考えると、なかなかの状況です。
肩こり、ついに注射まで来たか。
そんな気持ちでした。
ただ、痛かった一方で、終わったあとに肩まわりが少し楽になる感じがありました。
固まっていたところに、何かすき間ができたような感じ。
ガチガチにくっついていたものが、少し動きやすくなったような感じ。
もちろん、魔法みたいに全部なくなったわけではありません。
でも、
「あ、肩こりってこういうアプローチもあるんだ」
と思いました。
生理食塩水で何が起きているのか
私は医療者ではないので、正確なことはお医者さんに聞く必要があります。
ただ、調べてみると、生理食塩水や局所麻酔薬などを使って、筋膜や筋肉のまわりに液体を入れ、組織の滑りをよくするような治療があるようです。
ハイドロリリース。
筋膜リリース注射。
エコーガイド下の注射。
こういう言葉で説明されることがあります。
「液体でリリースする」という考え方です。
私は最初、
「塩水で肩こりが治るわけないじゃん」
と思っていました。
でも、薬の成分だけで何かをするというより、固まっている組織の間に液体を入れて、動きやすくするようなイメージなのかな、と理解しました。
もちろん、これは私のざっくり理解です。
実際の治療内容は、医師の判断や医療機関によって違うと思います。
だから、記事を読んで「じゃあ私も生理食塩水を打てばいいんだ」と自己判断するものではありません。
注射は医療行為です。
ちゃんと診察を受けて、必要かどうか判断してもらうものです。
肩こりの中心にいる僧帽筋
肩こりでよく関係すると言われる筋肉に、僧帽筋があります。
首の後ろから肩、背中にかけて広がっている大きな筋肉です。
私がつらくなる場所も、まさにそのあたりです。
首のつけ根。
肩の上。
肩甲骨のまわり。
そこがガチガチになります。
僧帽筋、範囲が広い。
担当エリアが広すぎる。
首、肩、背中。
もう中間管理職みたいな筋肉です。
上からも下からも仕事が来る。
姿勢が悪いと負担が来る。
パソコン作業でも負担が来る。
ストレスでも固まる。
寝ている間の食いしばりでも巻き込まれる。
僧帽筋、労働環境が悪すぎる。
そりゃ怒る。
この僧帽筋まわりがガチガチになっていると、肩こりとしてかなりつらく出るのかもしれません。
注射で肩こりが全部解決するわけではない
ただし、ここは大事です。
注射を受けたからといって、肩こりが全部解決するわけではありません。
少なくとも私は、そうでした。
たしかに楽になる感じはありました。
でも、普段の姿勢や生活がそのままだと、また肩はこります。
パソコン作業。
スマホ。
育児。
家事。
睡眠不足。
ストレス。
食いしばり。
足元のバランス。
血糖の乱れ。
そういうものが積み重なると、また肩は重くなります。
注射は、固まった状態を一度ゆるめる助けにはなるかもしれません。
でも、その後の生活でまた同じ負担がかかり続ければ、肩こりは戻ってきます。
肩こり、帰省本能が強い。
呼んでないのに戻ってくる。
だから、注射だけに頼るのではなく、日常の姿勢や睡眠、食いしばり、作業環境も見ていく必要があると思いました。
それでも「整形外科に行っていい」と知れたのは大きい
私にとって、この体験で一番大きかったのは、
「肩こりで整形外科に行っていいんだ」
と思えたことです。
肩こりって、どうしても我慢しがちです。
肩こりくらいで病院に行くのは大げさかな。
先生に笑われるかな。
運動不足って言われるだけかな。
そう思ってしまいます。
実際、私は以前、病院でかなり雑に扱われたことがあります。
「はあ?肩こり???運動しなさいw」
みたいな反応をされて、だいぶ傷つきました。
でも、整形外科でちゃんと相談して、注射という選択肢があると知ったことで、少し気持ちが変わりました。
肩こりは、相談していい。
我慢し続けなくていい。
吐き気が出るほどつらいなら、ちゃんと医療につなげてもいい。
これは、かなり救いでした。
注射が向いている人・向いていない人はいると思う
もちろん、トリガーポイント注射やハイドロリリースが誰にでも合うとは思いません。
注射が苦手な人もいます。
痛みが強く出る人もいると思います。
原因が肩こりではなく、別の病気の場合もあります。
首の神経の問題。
肩関節の問題。
頭痛や脳の病気。
高血圧。
目や耳鼻科の問題。
そういうものが隠れていることもあるかもしれません。
だから、自己判断で「私はこれを受ければいい」と決めるのではなく、まずは医師に相談するのが大事だと思います。
特に、
手や腕のしびれがある。
力が入りにくい。
強い頭痛がある。
めまいがある。
吐き気が強い。
ろれつが回らない。
今までにない激しい痛みがある。
発熱や体重減少など、他の症状もある。
こういう場合は、肩こりだけと思わず、早めに医療機関へ相談した方がいいと思います。
肩こりの顔をして、別のものが混ざっていることもあるかもしれません。
肩こり、たまに変装してくる。
怖い。
私は「注射も選択肢のひとつ」と思っている
今の私は、肩こりに対して注射だけで何とかしようとは思っていません。
でも、選択肢のひとつとして知っておくのはありだと思っています。
ストレッチでどうにもならない。
温めても一時的。
マッサージに行っても戻る。
肩こりがひどすぎて、吐き気が出る。
生活や作業が止まる。
そういうときに、整形外科で相談できる選択肢がある。
これは知っているだけでも、かなり違います。
肩こりは、根性で耐えるものではないと思います。
もちろん、日常のケアも大事です。
でも、つらいときは医療に頼っていい。
私はそう思うようになりました。
まとめ:肩こりに生理食塩水の注射という選択肢もあった
肩こりに生理食塩水の注射。
最初に聞いたときは、かなり疑いました。
塩水?
肩に?
何を?
と思いました。
でも、実際に整形外科でトリガーポイント注射のような治療を受けてみると、私の場合は肩まわりが楽になる感じがありました。
もちろん、誰にでも効くとは言えません。
肩こりの原因は人によって違います。
注射が合う人もいれば、合わない人もいると思います。
そして注射は医療行為なので、自己判断でどうこうするものではありません。
ただ、私にとっては、
「肩こりで整形外科に行っていい」
「肩こりにも医療的な選択肢がある」
「肩こりくらいで我慢しなくていい」
と思えたことが大きかったです。
肩こりで吐き気が出る人。
水も飲めなくなる人。
朝から肩がバキバキで生活が止まる人。
そういう人は、肩こりを軽く見ずに、一度整形外科で相談してみるのもありだと思います。
肩こりくらい。
ではないのです。
肩こりで、わりと人生が止まる日があります。
だから、使える選択肢は知っておきたい。
私はそう思っています。
参考にした研究・情報
・日本整形外科学会「肩こり」
・Suarez-Ramos C. et al. Effectiveness of ultrasound guided interfascial hydrodissection with the use of saline anesthetic solution for myofascial pain syndrome of the upper trapezius. Frontiers in Rehabilitation Sciences, 2023.
・Anwar N. et al. Current advances in the treatment of myofascial pain syndrome with trigger point injections. 2024.
※この記事は、私個人の体験談と調べたことをまとめたものです。トリガーポイント注射、ハイドロリリース、筋膜リリース注射などの治療をすすめるものではありません。強い吐き気、頭痛、めまい、手足のしびれ、力が入りにくい、ろれつが回らない、今までにない激しい痛みなどがある場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。注射治療についても、必ず医師の診察を受けたうえで判断してください。
【肩こり原因探し第5弾】肩こりに生理食塩水の注射?整形外科でトリガーポイント注射を受けた話
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